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Fubako

Fubako(文箱)

作業フォルダを、そのままタスクに。

Release CI

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Fubako は、作業ディレクトリ内のフォルダをタスクとして管理する Windows 向け常駐アプリです。

「作業ごとに 20260802_調査 のような日付フォルダを作り、資料をそこに集め、終わったらアーカイブへ移す」— この運用をエクスプローラーの手作業からそのまま引き継ぎ、カンバン・検索・進捗管理を上に載せています。

ボードビュー

特徴

フォルダ = タスク。データベースは持たない。 タスクの実体はただのフォルダで、メタデータ(状態・タグ・期限・補足・やること)は各フォルダ直下の .todo.json に保存されます(サイドカー方式)。エクスプローラーで移動・リネームしてもデータは追従し、アプリを消してもデータは JSON として残ります。

作業名を変更するとフォルダ名そのものが変わります(日付は維持)。表示名を別に持たないので、アプリで見えている名前とエクスプローラーのフォルダ名が食い違うことがありません。

完了 = 物理移動。 タスクを完了すると、フォルダごとアーカイブディレクトリへ年別(archive/2026/…)に移動します。誤操作はワンクリックで復帰できます。さらに古い完了タスクは「ディープアーカイブ」(スキャン・検索対象外のコールドストレージ)へ退避できます。1件ずつでも、一定期間を過ぎたものの一括でも、どちらも確認付きです。退避したフォルダをウィンドウへドロップすれば、いつでも作業として引き戻せます。

ファイルシステムが主、アプリは従。 作業ディレクトリを監視しているため、エクスプローラーで直接フォルダを作ってもアプリに即反映されます。逆に管理外のフォルダをウィンドウへドロップすれば、確認のうえ作業ディレクトリへ取り込みます。

機能

  • 4つのビュー: カンバンボード(ドラッグ&ドロップでステータス変更・アーカイブ移動)/ソート・フィルタ付きリスト/月カレンダー(開始・期限・完了を表示)/ダッシュボード(統計・月別完了数・放置検出・期限アラート)
  • 進捗管理: やること(サブタスク)と任意の見積時間から進捗率を自動計算(時間重み付き)。残り時間の合計も表示。手動入力モードへの切り替えも可能
  • 横断検索: フォルダ名・タグ・補足・やること・参照・フォルダ内のファイル名を、アーカイブ済み含めてインクリメンタル検索。サブフォルダの中のファイルも対象です。#タグ名 でタグだけに限定でき、#調査 ライブラリ のようにテキストと組み合わせられます。カードに出ていない場所(補足・やること・参照・ファイル名)で一致したときは、どこに当たったのかをカードに表示します
  • タグ: チップで追加・削除。既存のタグを使用頻度順に候補表示するので、執筆ライティング のような表記ゆれが起きにくくなっています
  • 放置検出: フォルダ内ファイルの最終更新から一定日数動きのないタスクを可視化
  • 保留: 回答待ちなどで手を止めている作業に印を付けられます。状態とは別軸なので未着手・進行中のどちらでも使え、保留中は放置として数えません(手の打ちようがない警告が溜まらないようにするため)。カードは色を落として一覧の中で沈みます
  • 常駐: トレイ常駐(閉じるとトレイへ)、グローバルホットキー Ctrl+Alt+E で即呼び出し、クイック作成(今日の日付フォルダ+テンプレート展開)、サインイン時自動起動、多重起動防止
  • 付箋モード: 最前面に固定して細く縮めると、進行中の作業だけを並べた細い一覧に切り替わります。行をクリックすればフォルダが開き、幅を戻せば通常の画面に戻ります
  • ダークモード: 既定では Windows の外観設定に従い、切り替えれば再起動せず即座に反映されます。設定でライト/ダークに固定することもできます
  • 参照: 共有フォルダのパスや Wiki・チケットの URL など、フォルダに入れられない置き場所を作業ごとに何件でも登録できます。クリックで既定のアプリが開き(https:// はブラウザ、\\サーバー\共有 はエクスプローラー)、右クリックでコピーできます。表示名を付ければ長いパスも一覧で読めます。受け付けるのは http/https とドライブ・共有フォルダのパスだけで、プログラムを指す場合は実行前に確認します(.todo.json はフォルダごと受け渡せるため、黙って起動しないようにしています)
  • フォルダの中身: サブフォルダの中まで一覧に並び、種類アイコンと相対パスで表示されます。クリックすれば拡張子の関連付けに従って開くので、メモ.md は普段のエディタで開きます(エディタもプレビューも内蔵しません)
  • よく使う場所: 一時置きや共有の資料置き場など、タスクに属さないフォルダをトップバーから開けます。作業ディレクトリとアーカイブは設定不要で常に一覧に出ます
  • 複数選択と一括操作: Ctrl クリックで拾い、Shift クリックで範囲、Ctrl+A で表示中すべて。選ぶと上部に操作バーが出て、まとめて完了・作業に戻す・ディープアーカイブへ移動・タグの付け外しができます。移動は1件ずつ試すので、開いているファイルがあるなどで失敗したものだけが選択に残り、原因を片付けてからやり直せます
  • エクスプローラー連携: タスクからワンクリックでフォルダを開く/パスをコピー。カードのダブルクリックでも開きます。同じフォルダのウィンドウが既にあれば、新しく開かずにそれを前面に出すので同じ窓が積み上がりません。カードとファイルは右クリックからも操作できます
ダッシュボード ダークモードと詳細パネル
放置・期限・整理候補が数で出るダッシュボード 詳細パネル(やること・参照・保留)とダークモード

付箋モード
幅を詰めると、進行中だけを並べた付箋になる

インストール

最新のリリースから、どちらかをダウンロードしてください(過去のリリース一覧)。

ファイル 用途
Fubako.exe インストール不要。ダウンロードしてそのまま起動できます
Fubako_x.y.z_x64-setup.exe インストール版。スタートメニューへの登録とアンインストーラーが付きます

動作環境は Windows 10 以降です。画面の描画に WebView2 ランタイムを使います。Windows 11 には標準で含まれており、入っていない環境ではインストーラー版が導入します(ポータブル版は導入しないため、起動しない場合はインストーラー版を使うか、Microsoft が配布している WebView2 ランタイムを入れてください)。

コード署名をしていないため、ダウンロードした exe には SmartScreen の警告が出ます。組織で管理された PC では、警告ではなく起動そのものが止められることがあります。その場合はファイルのプロパティで「許可する」にチェックを入れてください。

使い方

1. 2つのフォルダを指定する

初回起動時に「作業ディレクトリ」と「アーカイブ先」を選びます。前者は作業中のフォルダを置く場所、後者は完了したフォルダの移動先です。既に使っているフォルダをそのまま指定できます — 中にあるフォルダは自動的にタスクとして読み込まれ、アプリ用の初期化やファイルの追加は必要ありません。

2. 作業を作る

「+ 新しい作業」(Ctrl+N)で名前を入れると、20260802_調査 のように今日の日付が付いたフォルダが作られます。あとは資料をそのフォルダへ入れていくだけです。エクスプローラーで直接フォルダを作っても、監視しているので一覧に自動で現れます。

3. 進み具合を記録する(任意)

カードを選ぶと詳細パネルが開き、やること・見積時間・期限・タグ・補足を付けられます。やることを消化すると進捗率が自動で計算されます。何も入力しなくても、フォルダの最終更新から「放置」は検出されます。

4. 終わったらアーカイブへ

「完了してアーカイブ」を押すか、カードを完了カラムへドラッグすると、フォルダごとアーカイブ先へ年別に移動します。戻したくなったら「作業に戻す」で元の場所へ戻せます。

壊さない仕組み

実際のファイルを動かす道具なので、「失敗しても手元のデータが無傷であること」を設計の前提にしています。

  • 移動はどの段階で失敗しても移動元が無傷。 同一ボリュームは rename、別ボリュームは「コピー → 移動先を確定 → 最後に移動元を削除」の順で行います。コピーが途中で失敗した場合は移動元に触れずに中止します
  • 開いているファイルがあるときはコピーへ退避しない。 Windows は中のファイルが開かれているとフォルダを移動できません。そこでコピーに進むと、コピーは成功しても削除に失敗して同じフォルダが2箇所に残るため、別ボリュームを示すエラーのときだけコピーを使います
  • .todo.json はアトミックに置き換える。 一時ファイルへ書き切り、ディスクへ確定させてから rename で差し替えます。途中で中断しても、読み手が目にするのは書き換え前か書き換え後のどちらかです
  • パスは実体で検証する。 canonicalize..・シンボリックリンク・ジャンクションを解決してから管理ルート配下かを判定するため、文字列上の細工が効きません
  • 破綻する設定を保存時に拒否。 作業ディレクトリとアーカイブ先が同一、作業ディレクトリがアーカイブ先の内側にある、といった組み合わせを弾きます(C:\workC:\work\archive のようにアーカイブ先を作業ディレクトリの直下に置く構成は、想定された使い方として動作します)
  • ネットワーク通信を一切行いません。 テレメトリも自動更新もなく、HTTP クライアントを依存に含みません

これらの性質は Rust のユニットテスト44件で固定しており、CI で毎回検証しています(ファイルを開いたままリネームした場合の挙動も含む)。検索の絞り込みや工数入力の解釈といった画面側のロジックにも、別途38件のテストがあります。

キーボード操作

キー 動作
Ctrl+Alt+E どこからでも呼び出し(グローバル。設定で変更可)
Ctrl+N 新しい作業を作成
Ctrl+F または / 検索へフォーカス
Ctrl+W トレイへ格納(閉じるボタンと同じ)
作業の選択を移動(検索欄からそのまま一覧へ入れます)
ボードの列を移動
Enter 選択中の作業をエクスプローラーで開く
Ctrl+クリック 一括操作の対象に足す・外す
Shift+クリック 直前に触れたものからの範囲を対象にする
Ctrl+A 表示中のものをすべて対象にする
Esc 選択解除 → 絞り込み解除 → トレイへ格納(モーダルが開いていれば先に閉じる)
Enter タグ候補の移動と確定(タグ入力中)

設定

項目 既定 説明
作業ディレクトリ 未設定 監視してタスクとして並べるフォルダ
アーカイブ先 未設定 完了時の移動先。年別に整理されます
ディープアーカイブ先 未設定 古い完了タスクの退避先。スキャン・検索の対象外
整理の目安 6か月 完了からこの期間を過ぎたものを整理候補にする
呼び出しホットキー Ctrl+Alt+E 空欄で無効化
外観 自動 ライト/ダーク。自動は Windows の設定に従う
放置とみなす日数 14日 この期間更新の無いタスクに印を付ける
新規作成テンプレート メモ.md 作成時に展開するファイル・フォルダ(末尾 / でフォルダ)
よく使う場所 未設定 トップバーから開けるフォルダ(1行1つ)

技術構成

レイヤ 技術
シェル Tauri 2(Rust)
フロントエンド SvelteKit / Svelte 5 (runes) + TypeScript
ファイル監視 notify クレート(デバウンス付き)
データ フォルダ内 .todo.json(サイドカー)+ %APPDATA% の設定 JSON

常駐アプリとして軽量であることを重視し、Electron ではなく Tauri(WebView2)を採用しています。

ソースからビルドする

npm install
npm run tauri dev    # 開発起動
npm run tauri build  # インストーラー作成 (src-tauri/target/release/bundle/)

要件: Node.js / Rust ツールチェーン / Windows 10+(WebView2)

データの持ち方

作業ディレクトリ/
├── 20260802_障害調査/
│   ├── .todo.json      ← 状態・タグ・期限・やること・参照等
│   └── (作業ファイル)
└── …

アーカイブ/
└── 2026/
    └── 20260601_完了済みの調査/

進捗率は保存せず、やることと見積から表示のたびに導出します。保存されるのは事実(何が済んだか・見積は何分か)だけです。

.todo.json

専用の形式ではなく、ただの JSON です。フォルダ名(20260802_障害調査)が日付と作業名を、 置かれている場所が完了かどうかを表し、残りがこのファイルに入ります。全ての項目が省略可能で、 無ければ既定値として読まれます。

キー 内容
status "backlog" | "doing" | "done" 進行状態。done はアーカイブ側に置かれている
tags string[] タグ
due string 期限(YYYY-MM-DD
memo string 補足
checklist { text, done, estimate_min }[] やること。estimate_min は見積(分)
progress number 手動入力の進捗率。progress_modemanual のときだけ使う
progress_mode "auto" | "manual" auto はやることから毎回計算する
created_at string 作成日時(RFC 3339)
completed_at string 完了日時(RFC 3339)
on_hold_since string 保留を始めた日時(RFC 3339)。無ければ保留していない
links { url, label }[] 参照

このファイルを読めば、他の道具からタスクの一覧を作れます。Fubako 側に書き出し機能や 連携機能は置いていません。形式が公開されていれば、それぞれの道具の側で好きな形に できるためです。

ライセンス

MIT License — Copyright (c) 2026 Taka-S-dev

UI のアイコンは Feather Icons(MIT)および、その派生である Lucide(ISC)のパスに基づいています。アプリアイコンは自作です。

About

Folder-based task manager for Windows. Turns dated work folders into kanban tasks with sidecar metadata, physical archiving, and progress tracking. Built with Tauri 2 and Svelte 5.

Resources

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